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はるは

はるは

ジャニーナ・ドマンスカ さく 谷川俊太郎 やく 童話館

 

はるは はるさめ

 

なつは ざっぶーん

 

あきは はっぱら

 

クジラが涼しげに塩を吹いたり、木の葉がにぎやかに円を描いたり、春夏秋冬の楽しげな描写が続きます。

 

線の使い方に味わいのある、とても美しい絵本です。なんと色を線で塗っているのです。簡単なようですが、細かく線を描きつづけるのは根気のいる作業。この作家さんは穏やかな方なのかしらと勝手に想像してしまいます。

 

色を線で描くことで、絵に抜けがでてくるからでしょうか、全体を通してさわやかさを感じる絵本です。お話もとてもあたたかく、季節の移り変わりを軽やかに表現していて、読んでいてほんわかする絵本、どの季節にもオススメの絵本です。